『Fly Me To The Moon』

おっちゃんモデラーの成長記録。

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ガンダムで見る男女のすれ違い

HGUC ジムを作成している傍らでTVシリーズの

「機動戦士ガンダム」を流しながらモチベーションを維持している私。


ジムが初登場するジャブロー編から見返し、いつの間にかソロモン攻略戦の手前まで時間を費やしております。


改めてファーストガンダムの作りの素晴らしさを再確認させられたのが


第33話『コンスコン強襲』


このエピソードでは、アムロの父ちゃん テム・レイが酸素欠乏症にかかってしまった事実を知ったり、


12機ものリック・ドムが3分も経たずに全滅したりとインパクトのある内容盛りだくさんなのですが


その中でも、


カムラン・ブルームとミライ・ヤシマのやりとりはかなり秀逸であります。





中立サイドである【サイド6】に立ち寄ったホワイトベース。


そこでミライは親同士が決めた婚姻の相手 カムランと再会をします。


ええとこのお坊ちゃんたるカムランは戦争を避けるために、中立サイドである【サイド6】へ逃げる選択をし


反してミライは成り行きとはいえ、民間人という立場でありながら地球連邦軍の正規兵としてホワイトベースに乗り込んでおりました。


思いがけない再会に嬉々するカムランは、ミライを早速お父ちゃんの所へ連れていこうとデリカシーのない誘い方をします。





この二人の会話は成立しているようで、気持ちが全く離れてしまっている演出がわかりやすい。





「君にはもう会えないと絶望していた。君を探すのに必死だった。」というカムランに、ミライは


「必死に…?」と返します。




この時、ミライの口から出た「必死に…?」は
自分への想いが本物なのか…?と淡い期待を一瞬でも抱いたのではないでしょうか。




なのに、お坊ちゃんなカムランは育ちの良さが素直に出てしまい




「必死で探させた。
いくら費用がかかったか知れないくらいだ。」




と、バカ丸出しのお家事情を口にしてしまいます。



いくら親同士が決めた婚姻とはいえどもミライは当時18歳の乙女です。頼れる男に依存したくもなるお年頃。



今、このご時世に「探させた」だの「費用がかかった」なんて言われたら、ほとんどの女の子が


あ、もういいです。


と即、見下り半でしょう。



しかし淑女たるミライは、まだカムランを試します。




「どうしてご自分では探して下さらなかったの?」




彼の行動を咎めたあとに




「結局、親同士が決めた話なのね。」




こう言うことで自分の不安と、それを解消してくれるだけの強い気持ちがあるかを確かめようとするのです。


なんと繊細な乙女心!


たったこれだけのやりとりで二人の状況が見えてしまう富野監督の演出は実に素晴らしい!




まぁ、そんな痛いカムランに「優男さん」と、
視聴者の代弁してくれるスレッガー・ロウ中尉がここで登場するわけでございます。



ミライにして見れば、一瞬にして現れた白馬の王子?に見えたかも知れませんね。


迷う自分を牽引してくれる男性に心も揺らぐ事でしょう。




と、
ここまでは劇場版「めぐりあい宇宙」でもカットされずに採用されたシーンなので、ご存知な方も多いはず。


秀逸なのは、実はその後のやりとりです。



TVシリーズで、この回の終盤にてホワイトベースは【サイド6】内で禁止されている戦争行為に致し方なく及んでしまいます。


その不祥事をカムランは、父の力を借りて揉み消す。とミライに歩み寄るのです。




「父の力を借りれば君がサイド6に住めるようにしてやれる」




トンチンカンなカムラン。



「ホワイトベースを捨てる私に…あなたは…、あなたは何をして下さるの…?」



涙目で訴えるミライ。




「…だから、父に頼んでやるって…さっきから…僕は…」




全く愚鈍にも程があるカムラン検察官。




「あなたは戦争から逃げすぎて変わらな過ぎているのよ」



現実を見て、と促すミライ。




「君を愛している気持ちは変えようがないじゃないか…」




……カムラン検察官…?




このバカの一言でミライの気持ちにひとつの諦めがつきます。




「…ありがとう。…うれしいわ。」




そう言い無重力の中へ身を預けカムランを残し漂うミライ。




実に見事!




完全に小学生にはわからない男女のすれ違い!!



理解しようと、しまいと、そんな事は全く無視してドラマを貫いた富野監督。あなたはやはり偉大です!。


こういう大人なエピソードは自作Zガンダムでも垣間見えますが、1979年のアニメで遠慮なくやりきってしまう所に深く感銘を受けてしまいます。



劇場版ではカットされた、このシーンは
大人になったガンダム小僧達に改めて見てほしいと切に願います。





しかし、ミライさんは大人ですね。



劇中の立ち位置は地味で、他の女性キャラを引き立てる役回りなんですが、



女性として、とても出来たひとだと思います。



カムランへの返答はどれも、賢さを感じさせる物ばかりです。



こういう人と恋仲になっても喧嘩にはならないかもしれません。



この後でカムランの好意を無下にする事でスレッガーさんからビンタされますが、
にも関わらず、むしろ彼に淡い恋心を抱いてしまうのも、彼女は頭が良く、自分の間違いを改心できるほどの理性をお持ちだからではないでしょうか。




そんな出来た女性を最終的にモノにしたのはブライト・ノア!



シャアとは違う目線で



「やるな、ブライト!」
と言いたくなってしまいます。




40を過ぎると、ヒロインよりもサブキャラの良さがわかるようになるもんですね~。




余談ですが、【超時空要塞マクロス】に登場する早瀬未沙はミライがモデルなんだそうな…






やはり美男、美女のビジュアル重視のアニメは味がない!と感じる昨今です。




ガンダムに萌え要素はいらない。


欲を言うとガンダムUCの“ミコット・バーチ”や“ミヒロ・オイワッケン”は、こんなに美女じゃなくても良かった様な気がします…




(ファンの方には失礼極まりないが……ごめんなさい)
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  1. 2013/01/29(火) 17:40:53|
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