『Fly Me To The Moon』

おっちゃんモデラーの成長記録。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

映画は味覚

タイトルにした『映画は味覚』というのは僕の持論であります。


どんなに薦められたり、評価が高かったとしても、実際に観てみないとわかりません。


仮に三ツ星シェフの店に脚を運んだとしても、食材に苦手な食べ物が入っていたら『おいしい』とは中々理解できないと思います。


その反面、家庭で卵かけご飯が絶品だと感じる事もあります。


人によって味覚や好きなものは様々であり、その価値観には個人差があると言ってもいいでしょう。


どんなに『おいしいから食べなさい』と言われても、海外で初めて目にする料理、食材には抵抗があるものです。


万人から『おいしい』と思えるもの。


食通だから『おいしい』と思えるもの。


食通までいかないけど自分が好きなものを突き詰めて『おいしいもの』を探す人。



こんな感じで人によって受け止めかたは様々なのは、当たり前ですよね。



今回は映画に当て込んで【味覚】との類似点をつらつら述べましたが、どんな事にも当てはまる物だと思います。


仕事でも、対人関係でも、恋人・夫婦間でも、それぞれ味覚(異なった個性)が存在するので、これをわきまえていると視野が広くなると感じます。



さて、前置きが長くなりました。



映画に戻して



昔は自分が面白いと感じた物を、無理強いして薦めていた事があります。


深く入り込んでしまう性分の僕にとって、薦めた映画の評価が決して良いものでは無かった時は肩を落としたものです。


その時は年齢も若く、勝手に自分が達観できる人間だからなのかな?などと畏れ多い勘違いをしていたのを思い出すととても気恥ずかしくなります。



今は、自分がどう解釈し満足を得られたかどうか?が良し悪しを決める判断基準になっているので、肩を落とすのは映画の出来が自分の好みではない時くらいになりました。


歳は取ってみるものです。

そうした前提や定義を踏まえた上で、映画を
好きな味
嫌いな味
で分けて綴って行こうと思います。


ですから、
『うわ!あの名作を批判してるよ。こいつバカだろ』
とか

『かなり退屈な映画のはずなのに何を称賛してるんだ!?』


という見え方をすると思います。


そこは、『味覚が異なる』という個々の差という寛大な心で受け止めて頂ければ幸いです。



本当は最近観た映画たちの分別をしようと思ったのですが、蘊蓄が長くなりましたので、また次回に繰り越しにします。

スポンサーサイト
  1. 2013/03/08(金) 20:18:36|
  2. 映画
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

食わず嫌い

先日、『機動戦士ガンダムUC ep6』を観てきました。


モビルスーツ戦がメインと言うより最終決戦に向けた伏線といいましょうか、


キャラクター達が何を思い、何を決断するのか。といった人間ドラマに重きを置いた作りになっています。


小説を読んでいない方、

MS戦が好きな方、

人間考察が苦手な方、


そうした方々には少々理解できずに、つまらないと思うかもしれません。



実際、鑑賞レビューを見ると

『無理にエピソードを増やしたのか?』とか
『MSがほとんど活躍しない』とか
『レンタルで充分』とか



少し、
いや激しく
残念な文章を目にしました。



ちょっと厳しい言い方をさせてもらうと、

『活字(小説)読めよ』

と言いたくなります。



こんな怒り心頭な文章を綴りたくなった原因は、僕の隣で観ていた二十歳そこそこのオネーチャンの話し声が聞こえてしまった事から始まってます。



そのオネーチャンは、『スベロア・ジンネマンがいつまでも女々しくて嫌だ』と言っていました。



あぁ、この人 人間考察ができないんだな


イケメン揃いのガンダムがこの娘にとってのガンダムなんだろう


それともミネバ・ザビにでもなった気なのだろうか?



いずれにしてもep7は観なくていいよ、と思いました。




あまりに気分を害したので、映画の鑑賞レビューをみて【お口直し】と思ったのですが、僕の思惑は見事に外れ
先に述べた低評価の感想を目にする羽目と返り討ちに遭ったわけです。



まぁ、UCに関してはファーストガンダム世代を中心とした幅の広い展開をしている作品なので多少の評価が分かれるのは致し方ないのは容認します。



幸い鑑賞レビューには、ジンネマン批判はありませんでしたし


でも、こうした人物描写がわからないというのは、何とも嘆かわしい…。



『若気の至り』なのかもしれないですがね…



フロンタルの言う、ニュータイプ論みたいですが、一過性の物の見方と思いたいです。



話はだいぶ遠回りしましたが、
ep6 公開前から『ZZ』をレンタルで復習してました。


初めてまともに一貫して見てみました。
(復習中にエルピー・プル役の本多千恵子さんが急逝されました。ご冥福をお祈り致します)



ZZの見所は8巻目の
『ダブリンの午後』から『重力下のプルツー』でしょうか。


カミーユ・ビダンの登場がそれまでの鬱積したものを晴らしてくれる展開は、正直鳥肌ものでした。


(30話余りの忍耐がいりました)


残念ながらそれ以降は、終わらせる為の展開になって行くので尻窄みな感が否めないと言わざるを得ませんが、

ガッツリ見ておいて良かったと思います。


んで、ZZ終了後は
『∀ガンダム』に着手しました。


それまで一切、敬遠していた『∀ガンダム』ですが、
想像以上に面白い。



やはり富野由悠季はさすがですね。


∀の良い所は、人物がとにかく丁寧に描かれている点

特に女性キャラクターの描写は素晴らしいの一言に尽きます。


先日、ある映画も合わせてレンタルしたのですがあまりに酷い内容だったので余計に強く感じたのだと思います。

(その映画の事は、また改めて書いてみます)


話を戻します。


富野監督は女性の描き方を本当に理解していると思います。


元々『伝説巨神イデオン』でカララ・アジバという女性キャラクターを核として話を展開させていました。
そのカララというキャラは本当に素晴らしく良くできた、理想的な強い女性として描写されています。


30年も前のアニメですが、富野監督には当時から卓越した人物考察ができたという証明でもありますね。


∀は【白歴史】と揶揄やれている作品ですが、
『イデオン』に近い空気を明るく表現している感じが、今後の楽しみとしている所です。



なんだかんだと、食わず嫌いでいるのは良くないなぁとつくづく感じます。
  1. 2013/03/07(木) 22:25:57|
  2. 映画
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

milliondollar





後れ馳せながら、やっと見た
『ミリオン~……』



監督の映画は賛否が分かれるんだろうな。


今や第一線の監督として認知されてるけど


「不条理」
「業」
「贖罪」
「尊厳」


そんなテーマが複雑に絡んで頭から離れなくなるから


前以て、『腹くくって見るぞ』って態勢でないと見れなかった。



んで、重い腰をあげた。




ラストで涙でちゃったなぁ~。


まさか泣くとは思わなかったから自分でも驚いた。


悲しくて泣いたのか、
やるせなくて泣いたのか


よく、わからないけど泣けて泣けて…



やっぱりイーストウッドはすごかった。



なぜ、登場人物にそこまでさせるのか?


作り手として独自の哲学が確立してるからできるんだろうと思う。



キャラクターに動機があって、
動機に沿った出会いが用意されていて、
出会いから外界が広がって行くんだけど

そこでいろんな出来事に遭遇する。



――――――――――――


出来事って、やっぱり外の世界と繋がっているからこそだと思うんだよね。


でもイーストウッドの映画は外界があまりにも情け容赦ないから、客観的に見る事が辛くなってくる。


ちょっと矛盾してるけど主観的に見るのも辛い。


どのキャラクターに自分を投影したら救われるのか、

慣れない人は脳内が情報処理できなくてパンクしてしまうんじゃないかな。なんて余計な心配をしてしまう。



もしかして自分が泣けたのは、


どの主要キャラクターに自分を投影しても
背負わされるものが「悲しく」「重い」のが辛くやるせないからなのかもしれない。


反面、この上なく人の意志や尊厳を想っているから
ラストの決断は胸に迫る物があるんだろうー…。




生きるってキレイじゃないんだよ。

かと言って死ぬ事を容認している訳じゃない。容認してるなら生まれてくる意味がない。


酒の席で、こんな話題を投げ掛けられたらめっちゃブルーになって引きまくるけど



でも監督は、シラフの我々観客に超難問をビシバシ放ってくる。





理不尽な出来事の中に尊厳を見出だすなんて無理。

その尊厳には美徳もあるんだろうけど、一般的にはタブーとされる部分がある。

生と死について
「何が正しいのか」

それについて考えてみないか?


そんな事はどうでもいいだろう?


両極端なお題を投げ掛けてくる。




で、最終的に答えらしい答えなんて無いと思わないか?
と、正解なしで映画を終わらせる事ができる。



やっぱりイーストウッドは凄いお方だ。
  1. 2013/01/19(土) 23:19:12|
  2. 映画
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。